コロナウィルスで原油価格下落!OPECプラスは原油協調減産!

新型コロナウイルスの影響で原油価格が下落しています。


中国の経済活動に多大な影響がでているだけでなく、サプライチェーンとなっている中国からの部品がないと日本国内でも製造業が休まざるをえなくなるということになって経済活動に支障が出てきています。

上記の理由で原油価格は1月2日に1バレル(=159リットル)61.18ドルであったものが、2月18日には51.12ドルとたった1か月半のうちに16.5%も下がっています。

さて、原油輸出国には2つのカルテル団体があります。

OPEC(石油輸出国機構)
非OPEC

 

一つがOPEC(石油輸出国機構)といわれる伝統的な石油輸出国グループで、サウジアラビアなどのアラブ産油国が中心のグループです。

もう一つがOPECには加盟していないけれども、安定的な価格を望むもう一つのグループで米国や英国やカナダなどの自由主義国を除く産油国グループ。それを「非OPEC」とよんでいます。ロシアなど10か国が入っています。

昔、原油は30年で枯渇すると言われてOPEC諸国が好きなように価格を吊り上げることもありましたが、掘削技術がよくなりまた米国のシェールオイルのような頁岩からとれる石油、ガスが掘り出されるようになって、今では石油の埋蔵量は桁違いに大きくなり、長い場合は数千年ともいわれるようになりました。産油国の置かれた立場は30~40年前とは様変わりです。価格をなるべく有利な価格で安定させるためには2つの組織が一緒になって供給量を絞ったりしています。

この2つのグループの総称が「OPECプラス」と呼ばれるようになっていますが、最近は協調減産の話し合いが良くなされています。

それも当然でしょうね。現在では世界一の石油産油国であり輸出国になってきた米国はシェールオイルを日糧1300万バレル史上最高の生産量になっています。加えて米中貿易摩擦で中国経済が減速し、かつコロナウイルス問題で中国経済は停滞、エネルギー需要が激減しています。

これで、新型肺炎が欧米でも拡まるようになってしまった場合は悠長に構えてられなくなります。OPECプラス全体ではすでに減産率123%と必要以上に減産中なのですが、OPECプラスのほかのメンバー間ではまだ減産幅が少ない国々もあります。特にネックになっているのがロシアです。

ロシアは協調減産には消極的で、減産率はまだ78%と悪いです。ロシアが減産幅を拡げ、コロナウイルスが抑えられれば株価上昇、原油も底打ち...そのタイミングは近いのかな?あるいはまだまだ...?

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